解析の詳細
・解析の概要
弊社は昔からイベント施設のシミュレーションが多いですが、本案件は愛知万博のワンダーホイールと呼ばれる物件です。閉じた空間の中でゴンドラに乗った観客に大型映像でプレゼンテーションを見せ、その後で建家から外に出たゴンドラから会場内の眺望が楽しめるという案件です。問題は、大型映像装置があるのと外壁は大した断熱性能を持っていない関係で、建家内が相当な高温となることです。大型映像を見せる関係で、外光が入るような大きな換気開口は望むべくもありません。シミュレーションでは、高温の大型映像付近の上昇気流が起因して、建家内部に渦を伴う大きな気流が生じます。最終的にはゴンドラの出る開口から高温となった気流が排出される様子が観察できます。ゴンドラ内は空調されていたので、乗ってしまえば乗客には熱の影響はなかったと考えられますが、列を作って待っている人には優しくない環境だったかもしれません。
・お問い合わせ
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