解析の詳細
図3 速度分布+速度ベクトルパース図 基準階FL+1.2m
図4 速度分布+速度ベクトルパース図 基準階FL+2.4m
図5 速度分布+速度ベクトル断面図 外壁開口部分
図6 速度分布+速度ベクトルパース図 内部開口部分
図7 空気齢(SVE3)パース図 基準階FL+1.2m
図8 空気余命(SVE6)パース図 基準階FL+1.2m
図9 流線パース図1 (表示色:速度)
基準階のみ
【解析結果】
本解析により、以下の知見が得られた。
・外部風が風上側のビル外壁に設けた開口部から流入し、ビル内部に設けた開口部を通り抜ける。(図3~6)
・ビル内部を通り抜けた風は、風下側のビル外壁面に設けた開口部から流出する。(図3~6)
・換気効率指標の空気齢(以下、SVE3)、空気余命(以下、SVE6)では、風上側の室で空気の清浄度が高く、風下側で空気が滞留することが確認できる。(図7、8)
・解析の目的
近年省エネルギーや環境負荷低減の観点から自然通風を利用する建築物が増えつつある。オフィスビルも例外でなく、自然通風利用の重要性が高まっている。本解析事例では、WindPerfect2015を用いて、あるオフィスビルについて、その外部で風が流れた時のビル内部の通風状況を気流分布、換気効率指標によって確認する。また、同時に、WindPerfect2015が通風状況把握のために有効であることを目的とする。
・解析の内容
【解析モデル・解析条件】
解析モデル・条件は以下の通りである。
(解析空間の大きさ・総格子数)
300m×300m×150m、10,068,800分割 (図1、2参照)
(オフィスビルの仕様)
外壁、及び、内部の間仕切壁に開口を持つ。
・外壁に面した開口部 :幅0.6m×高さ0.8m
・内部の間仕切壁の開口部 :幅0.6m×高さ0.4m
(解析条件)
・風向、風速:NNW、風速3.0m/sec(気象台高さ35.3m)(図1参照)
・地表面粗度区分Ⅲ(べき乗値0.2、一定風速高さ10m)
解析モデル・条件は以下の通りである。
(解析空間の大きさ・総格子数)
300m×300m×150m、10,068,800分割 (図1、2参照)
図1 解析モデル 街区全体表示
図2 解析モデル ビル内部表示
外壁、及び、内部の間仕切壁に開口を持つ。
・外壁に面した開口部 :幅0.6m×高さ0.8m
・内部の間仕切壁の開口部 :幅0.6m×高さ0.4m
(解析条件)
・風向、風速:NNW、風速3.0m/sec(気象台高さ35.3m)(図1参照)
・地表面粗度区分Ⅲ(べき乗値0.2、一定風速高さ10m)
・お問い合わせ
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