解析の詳細
図1 解析モデル
図2 相当外気温の推移(8月17日)
【解析結果】
非定常解析で24時間の室内温度を求めた。
窓開放の場合、室内は熱負荷はほとんどないので温度は外気温を大きく越える事はない。しかしながら窓閉鎖の場合は、熱がこもり40℃以上の高温になる事が分かった。 体温より5℃以上高い環境で30分過ごすと熱中症になると言われる。 本件も窓閉鎖の場合は熱中症に罹りやすい環境と言える。
図3 室内温度分布 窓開放
図4 室内温度分布 窓閉鎖
図5 室内の温度推移
・解析の目的
マンション室内で高齢者が熱中症で死亡した事件を取り上げたいとの事で、大阪読売テレビ「ミヤネ屋」からの依頼でシミュレーションを実施。 24時間の室温の推移を、窓開放と窓閉鎖の2条件で解析した。
・解析の内容
解析モデルは事件のあったマンション(集合住宅)の1室を想定した。
バルコニー側の相当外気温が当時の気象データに沿って推移すると仮定した。
窓開放(換気あり)と窓閉鎖の2条件で解析を行った。
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