解析の詳細
【西新宿解析結果】
風上側からの粒子軌跡は、街区の風下側で大きく上昇する。 街区内の地表面からの熱気が、超高層ビルの壁面で加熱されて更に加速し、遥か上方に排出されている様子が分かる。
風上側からの粒子軌跡は、街区の風下側で上昇せず同様の高度を維持する。高層ビルの数と高さが足りず、地表面からの熱気はさほど加熱されず上昇しない。 結果的に街区からの熱気は、多くが低空に滞留する事になる。
図3 西新宿 粒子軌跡図
図4 西新宿 表面温度分布図
【東京駅前解析結果】
風上側からの粒子軌跡は、街区の風下側で上昇せず同様の高度を維持する。高層ビルの数と高さが足りず、地表面からの熱気はさほど加熱されず上昇しない。結果的に街区からの熱気は、多くが低空に滞留する事になる。
図5 東京駅前 粒子軌跡図
図6 東京駅前 表面温度分布図
【八王子解析結果】
街区には低層・中層の建物が主であるため、風上からの粒子軌跡はほとんど上昇しない。 街区内の熱発生も十分ではなく、また高い建物が皆無なので建物壁面での加熱がないため、風下側の気流の温度もh低い状態である。
図7 八王子 粒子軌跡図
図8 八王子 表面温度分布図
・解析の目的
都市部の集中豪雨発生には風上側のヒートアイランド現象が関係している。
(首都大学東京高橋教授の説)
(首都大学東京高橋教授の説)
高層建築物群に風が当たって上昇流が発生するかをCFDで再現出来ないかNHK報道局より連絡頂き本シミュレーションを行なった。
・解析の内容
西新宿、東京駅前、八王子の街区をGISデータを用いてそれぞれの3D解析モデルを構築。
所定の気象条件(風向・風速・気温など)と熱負荷条件を与えてシミュレーションを実施した。
・風向:南
・風速:2.7m/sec
・粗度区分Ⅲ
・地表面:アスファルト
・建築物:RC、緑化なし
・法線面直達日射:700kcal/㎡
・外気温:33.4℃
・人口排熱(冷却塔・チラー、自動車等の排気)を考慮
図1 解析モデル図
図2 解析モデル図(拡大)
所定の気象条件(風向・風速・気温など)と熱負荷条件を与えてシミュレーションを実施した。
【解析条件】
・風向:南
・風速:2.7m/sec
・粗度区分Ⅲ
・地表面:アスファルト
・建築物:RC、緑化なし
・法線面直達日射:700kcal/㎡
・外気温:33.4℃
・人口排熱(冷却塔・チラー、自動車等の排気)を考慮
図1 解析モデル図
図2 解析モデル図(拡大)
・お問い合わせ
各種お問い合わせ、ご相談、資料請求などございましたら、
お気軽にお問い合わせ下さい。
TEL : 03-5823-3561~3 (9:30~17:30)
e-mail : info_e-sim@env-simulation.com