弊社3次元熱流体解析ソフトウェアWindPerfectDX2012をバージョンアップしたEdition2をリリース致しました。
WindPerfectDX2012 Edition2の新機能についてご紹介します。

他社ソフトではまねのできない実務に役立つ数々の解析機能

独自の部品機能を実装
天カセ・アネモなど入力に時間のかかる形状・条件をセットにして標準値を設定・登録
風害 （ビル風） ランク評価検討
村上方式・風工学方式などアセスメントで重要視される風害ランク評価機能を搭載
気流を考慮したヒートアイランド問題が解析可能
単純な輻射計算では不可能な風を考慮した熱環境評価と対策検討が可能
自然換気解析・通風解析
エコ・省エネの観点から検討機会増大　換気風量まで評価可能
空調解析
データセンター・塗装ブース・地下空間などの温熱環境を評価
結露解析
ガラス建築・倉庫・工場で問題となる結露量予測と対策検討が可能
風荷重解析
DNS・LESを用いて精度が高く低コストな風圧解析・耐風設計解析が可能
物性値ライブラリ参照・登録機能
物性値を付属のライブラリを参照して登録することが可能
冷温感指標PMV計算・表示機能
PMV以外にもPPD・SET*・TMRTといった空間内の快適性評価指標を表示可能
パーティクルスプライトアニメーション
DirectX高度グラフィックス表示を利用し、ダイナミックなパーティクル表示が可能

OpenMPによる高速化ソルバー

OpenMPによる並列化を採用することによって、従来のソルバーの5倍以上の高速化を実現。
従来のソルバーと同等の結果を出力可能。

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  従来ソルバーと高速化ソルバーによる計算時間比較
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  OpenMP採用の高速化ソルバーによる計算結果

パーツ機能の強化

データセンター解析などパーツの追加や個々のパーツ機能の向上を実現しました。 また、特にパーツ作成機能を充実させ、ユーザによるパーツ作成機能を追加し、作りたいパーツの作成・登録が容易に行えるようになりました。

パーツ登録の流れ

オブジェクトの ON/OFF 機能

形状の ON / OFF
形状データ、CADデータ、GISデータの ON / OFF により解析モデルの変更・管理が容易に。

条件・パーツの ON / OFF
条件オブジェクトやパーツの ON / OFF により解析条件を簡単に管理。

植栽案の検討例。植栽パーツの ON / OFF により、配置や数の変更したシミュレーション設定が容易に。

熱伝導解析機能を改善

物質番号とライブラリとのリンク、サブサイクリング機能
⇒物質番号を指定したプリミティブ形状に対して、WindPerfectDX2012 Edition2内の物性値ライブラリから、簡単に物性値を設定することが可能となりました。

アニメーション出力位置の設定、解析パラメータ設定
⇒これまでテキスト上での設定を刷新し、インターフェース上での設定を実現し、簡単に設定することが可能となりました。

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  アニメーション出力位置の設定
• 非定常出力の計算設定

非定常解析機能を用いた計算結果
（某蓄熱槽内の時間変化に伴う温度変化の様子）