移動物体・自由表面・津波解析

　e-flowはWindPerfectと異なり、移動物体問題と津波解析を含む自由表面を解くことが出来る専門プログラムです。
CFD（計算流体力学）の難問である移動物体問題をe-flowは簡単に設定し解くことが出来ます。事例で様々な移動物体問題のバリエーションを確認してください。自由表面問題も様々なバリエーションがありますが、特に津波解析では波高や波力など精度を求められる解析にも使われています。また、移動物体と自由表面の連成解析も可能ですので、いろいろなタイプの問題を解くことも可能です。物体が移動した際の周辺気流や津波など水面が刻々変化する状況を再現することで、設計条件の検討や対策、コンペ、クライアントへのプレゼンテーションなど、効率的・効果的な問題解決方法を提供します。

移動物体解析

　物体が空間内を移動する場合や、その周辺気流が問題になることがあります。単に境界条件で移動する物体を模擬する手法もありますが、実際に物体を移動させた場合とは生成する流れ場が全く異なります。e-flowは人体・車両などの周りの流れや、攪拌槽・ファンなど回転体が起こす流れなどをシミュレーションすることができます。また、熱や濃度を発生する物体が動く際の移流拡散の程度なども調べることが出来ます。また本ソフトでは複数の物体の移動、複雑なモーションの解析も可能です。

「移動物体CFDの手法」

「移動物体CFDの解析手順」

【移動物体解析事例】

津波解析

　自由表面問題の建築・土木分野への応用として津波解析があります。
海底の地形および地上の地形・建物を再現し、想定した震源･規模から推定される波高およびフルード数を入力して津波をシミュレーションし、津波の流速や浸水深、圧力を可視化します。また従来の津波避難ビル・避難タワーの解析に加えて、広域での解析や堤体・堤防・防波堤などの構造物の荷重・滑動解析を実施できます。また引き波の解析や、船舶・タンクなどの構造物と自由表面（海面）とを連成させ浮遊物の波力・運動解析も可能です。

「3次元津波シミュレーションの手法」「学会発表資料」

【津波解析事例】